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2016年10月07日 記事
第4回中区定期ミニ学習会 報告

2016年10月07日(金)

みなさま
日頃伊方原発広島裁判の活動をご支援いただき
誠にありがとうございます。

2016年10月6日(木)19:00~21:00開催の
第4回中区定期ミニ学習会は無事、終了しました。
事務局も含め参加人数は14名でした。
ご参加くださいました皆様、遅い時間までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
お疲れ様でした。
第1回から通して参加されている方が多いですが、この度初めて参加された方がいらっしゃいました。
その方は9月18日の「仮処分 勝って止めよう 学習会」に偶然参加された方で、メールでこのミニ学習会の事を知り足を運んでくださいました。
また、このミニ学習会の場で応援団から原告へと、申込をされた方が1名おられました。
(ミニ学習会の場には必ず事務局員がおります。申込の受付・質問等ありましたら遠慮無くどうぞ)

今回のテーマは
「低線量内部被曝過小評価こうして生まれた~ブラックボックス化した内部被曝評価~」
でした。
第4回学習会レジュメ
http://saiban.hiroshima-net.org/pdf/study/nakaku_4nd_20161006.pdf
【第4回添付参照資料】食品安全委員会 放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループ
「第1回専門委員名簿」
http://saiban.hiroshima-net.org/pdf/study/20110421_sfc1_menber.pdf
「第9回議事録」(11p~12pを参考資料として使用)
http://saiban.hiroshima-net.org/pdf/study/20110726_sfc9_gijiroku.pdf

内容をザックリと解説しますと、
「今の日本では内部被曝が過小評価されている」その例の一つが”放射能汚染食品基準”です。
食品安全委員会はICRP(国際放射線防護委員会)学説を採用し、この基準を作りました。
では、ICRPはいったい何を根拠にその学説を説いているのかというと・・・

時は1946年まで遡ります。NCRP(アメリカ放射線防護委員会)という民間グループが発足します。ICRPの前身と言えます。
NCRPでは内部被曝と外部被曝が全く異なる被曝であることを認識していました。
放射線防護基準を策定する際は、外部被曝と内部被曝それぞれの評価基準を作ろうとしましたが内部被曝上限を決定することが出来ませんでした。
そして、1953年、内部被曝限度は外部被曝限度に含めて公表されました。
「内部被曝は外部被曝に含めて評価する」すなわち内部被曝も外部被曝もリスクは同じ、とする考えはICRPにそのまま引き継がれ現在の日本にも取り入れられています。
ザックリとした解説は以上です。
詳しく、正確にはレジュメをご覧ください。

原爆投下直後の報道に対するアメリカ軍部の動向、これまでの学習会のおさらい、アメリカの核推進勢力組織の歴史とその主要人物、など解説しています。
報告後には
「レジュメに度々引用されている出展元である「ECRR」はいったいどんな組織なのか?ICRPと比較するとどんな立ち位置にあたるのか?」
という質問が挙がりました。
ECRRとは欧州放射線リスク委員会の頭文字を取った名称です。ICRPと比べると歴史は浅いです。ICRPの放射線被曝リスク評価が誤りであること指摘しています。
ECRRについて解説するうちアリス・スチュワートという人物名が挙がりました。
過去、当たり前のよう妊婦のレントゲン照射は行われていました。それが危険であることを最初に訴えた医科学者です。
当時はその訴えが「とんでもない」と批判され、仕事を追われるなどの弾圧を受けます。
しかし、彼女のおかげで放射線被曝の研究は進み、多くの人命を救ったと言えます。
中区定期ミニ学習会は被曝問題に焦点を当て、一連の流れに沿ってテーマを選んできました。
しかし、アリス・スチュワートを始め歴史上には魅力的な人物が数多く表れます。
流れから逸れるかも知れませんが、一人の人物にスポットを当て人物を中心にストーリーを展開する「偉人伝」を学習会に取り入れるという案も挙がっています。
「偉人伝」で一番に取り上げるとすれば、敬意を表してアリス・スチュワートを選ぶ、と報告者の哲野さんは語っていました。

以上、学習会の報告でした。
ミニ学習会は少人数で行っておりますので気軽に質問・意見交換して頂けます。
どなたでも参加いただけます。
参加費無料、事前申込不要です。
過去のレジュメは伊方原発運転差止広島裁判のウェブサイトの「参考資料」からご覧いただけます。
http://saiban.hiroshima-net.org/index.html
次回の中区定期ミニ学習会は
10月20日(木)19:00~21:00
場所は今回と同じく「レンタルスペース亜室(あむろ)」
を予定しております。
テーマなど詳細が決まりましたらお知らせいたします。

報告者:哲野イサク(伊方原発広島裁判原告、Webジャーナリスト)
世話係進行係:重広麻緒(***伊方原発広島裁判原告)
問い合わせ先:ミニ学習会係 mini-kkr@hiroshima-net.org

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