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第17回中区定期ミニ学習会

2017年06月22日(木)

第17回広島市定期ミニ学習会
日時:2017年5月11日19:00~21:00
場所:まちづくり市民交流プラザ 会議室B

*予約不要
*参加費・資料代無料
どなたでもご参加いただけます。

第17回配布レジュメ「伊方原発広島裁判と被曝問題」

第17回配布参考資料「LSSの信頼性に関する疑問点一覧」

第17回配布参考資料「瀬木比呂志 意見書骨子」

第17回配布参考資料「原爆被爆者寿命調査(LSS)の概要」

第17回配布参考資料「ABCC−放射線影響研究所の生い立ちと役割」

本日、開催した【第17回中区定期ミニ学習会】の報告です。
ご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました。お疲れ様でした。
まちづくり市民交流プラザにて2時間の開催でした。

今回の内容は、日本科学史学会 第64回年会関連 公開集会「現代科学技術の脅威 原発の核による放射能惨害に抗して」にて報告者の哲野イサクがお話ししたものです。
伊方原発広島裁判を始める理論的根拠となったECRR勧告に関する話題から始まります。
ECRR勧告は「低線量内部被曝に関する勧告」であり、
「低線量では健康には害はなく内部被曝も外部被曝も影響は同等であるとする学説」を展開するICRPに真っ向から反論する内容です。
ECRR勧告の中でICRP勧告のおかしさを指摘しています。

ICRPのリスクモデルの基礎として用いられるLSS研究はどんな研究なのか、リスクモデルの基礎としてどのような問題点があるのかを参考資料とともに見ていきます。

〈参考資料「LSSの信頼性に関する疑問点一覧」〉
①調査があまりにも遅く開始され、初期の死亡者数が失われている
原爆投下から5年後の1950年1月時点で生きている人を対象としています。
それだけのことなのですが、なぜか「被曝の健康影響は原爆投下後5年経ってからあらわれた」とすり替えられ、それを根拠に福島でも「原発事故後5年以内に現れた健康影響は原発事故由来ではない」とされています。
よく「[信頼のおける研究]や[広島・長崎の被爆者調査]〜によると」と根拠となるデータを示していますが、それはまさしくLSSを指しています。
また、重篤な被害を被った被爆者ほど早くなくなっているはずですが、LSSにはそれが反映されおらず被曝影響が過小評価される要因の一つとなっています。

②不適切な参照集団
LSSは疫学調査です。被爆者を対象集団、非被爆者を参照集団として調査・比較を行います。しかし、参照集団は広島・長崎それぞれが被爆者と同じ広島市・長崎市から選出されており、参照集団も被曝している可能性が高く被曝影響を調べる調査としては不適切であると言えます。

また、「LSS調査」「被爆者手帳」「ABCCが行なった調査」にとっての《被爆者》の定義はばらばらで、時として混乱を招くようです。

⑨がん以外の疾患が除外
LSSの調査対象とした疾患は、がんと白血病のみでした。それだけのことなのですが、
「放射線被曝による健康損傷はがんと白血病だけである」にすり替わりLSSはその根拠として用いられています。前述したように「[信頼のおける調査]によると、」と根拠を示しているのをよく聞きますが、それがLSSです。

レジュメ6P
10、無根拠な外挿
LSSは原爆投下時のガンマ線と中性子線の高線量外部被曝のみの調査です。その結果を低線量被曝・内部被曝に当てはめ被曝のリスクモデルを成形しています。被曝の原理からすると、ICRPのリスクモデルでは低線量被曝・内部被曝を過小評価していると言わざるをえません。

19日にABCC(放射線影響研究所の前身)70周年記念式典が開催されたこともあり、そこであった事も織り交ぜながら報告が行われました。なぜ今になって、ABCCと放影研が一体であることをアピールするのか・・・などICRPの動向について考察する場面もあり、日本の放射線防護政策への影響を感じられました。

今回はレジュメ6Pの10まで進みました。
次回は引き続き同じテーマで、より詳細に解説していく予定です。

過去の学習会レジュメ・資料は伊方原発運転差止広島裁判のウェブサイトの"参考資料"でご覧いただけます。
※延期※第17回広島市中区定期ミニ学習会

2017年06月08日(木)

※延期※
報告者多忙のため延期いたします。ご了承ください。

第17回広島市定期ミニ学習会
日時:2017年6月8日19:00~21:00
場所:まちづくり市民交流プラザ 会議室C

*予約不要
*参加費・資料代無料
どなたでもご参加いただけます。
お気軽にお越しください。

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