被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました


オバマ大統領広島訪問に関する声明

2016年5月26日
伊方原発広島裁判原告団

 オバマさん、 ようこそヒロシマへ。
 この度の来広に際しては幾多の困難があるなか、敢えて決断された事に敬意を表したいと思います。
 核のない世界を作る事がオバマさんのライフワークだという見方もあります。あのプラハ演説の実現に向けての行動の第一歩が、このたびのヒロシマ訪問となったのではないでしょうか。
 確かに我が国内においても、貴国の大統領に謝罪を求める声が多くあります。またその謝罪の中身も一様ではありません。しかし、多くの被爆者は憎んでも憎み切れない怨念や憎しみや悲しみを乗り越えて、「こんな悲しみや悲惨さは、私達だけで十分だ、世界中の誰にも体験させたくない」と声をあげ、「この過ちを再び繰り返さないでください」と訴えて来ました。
 オバマさん、広島平和資料館を見学され慰霊碑に参拝されたなら、慰霊碑の碑文、「安らかに眠ってください 過ちは 繰り返しませぬから」を胸に深く刻んでお帰りください。
 「核と人類は共存出来ない」と訴えた先人がいました。
 この核には、核兵器のみならず、核の平和利用も当然に含まれております。貴国のスリーマイル島原発事故、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故、そして我が国の福島第一原発事故などがそれを如実に表しております。にもかかわらず我が国では原発が再稼動されようとしています。だからこそ私たちは、ヒロシマから最も近い伊方原発の再稼働を阻止しよう司法に訴えたのでした。
 世界のリーダーであるオバマさん、核兵器のみならず、全ての「核のない世界」の実現にむけて挑戦して下さい。


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