被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴します

(▼以下の内容は広島1万人委員会第74回チラシを転載しています。)

通常運転でも堂々と放出される放射能


 次に事故を起こさなくても伊方原発は広島市民にとって大きな危険要因である点を見ていきましょう。

 「原発は事故を起こさなければ環境に放射性物質をださない」-これが日本の社会のみならず世界中で多くの人たちが信じている大きな“誤解”です。この誤解を誘導してきたのは世界中の核産業推進政府や核産業です。たとえば、3頁図3は電気事業連合会のWebサイトに説明されている「5重の壁」と題する図解です。なかで電気事業連合会は、放射性物質は丈夫な燃料被覆管に入れられ、「万が一被服菅に穴があいたとしても、その外にはさらに原子炉圧力容器や格納容器、建屋で囲まれており、放射性物質を外に出さない(閉じ込める)ようにしています」と述べています。

5重の壁
【資料出典】電気事業連合会
http://www.fepc.or.jp/nuclear/safety/shikumi/jikoseigyosei/sw_index_02/index.html


 これを読むと不測の事態(たとえば事故や操作ミス)さえ起きなければ、放射性物質は、原発敷地外はおろか、原子炉建屋の外に絶対に漏れないものだと思い込まされてしまいます。
 (この点日本のマスコミも同罪だと私は思います。今ある危険を、そして一般に知られていない危険を多くの大衆に知らせるのがジャーナリズムの仕事だとすれば、日本のマスコミは全くその役割を果たしていません。基本的に政府・核推進勢力の広報宣伝機関でしかありません)

 よくもこんなウソを堂々とつくな、と思いますが4頁から5頁にかけての表が、日本の原発が通常運転で環境に堂々と放出している放射性物質の一覧表です。(これで全てではありません。もっと多様な放射性物質を環境に放排出しています。公表されていないだけです)福島第一原発を除いて、「5重の壁」は健在な筈ですが、全く機能していません。実は環境に放射能を放出せずに通常運転できる核施設はどこにもありません。原発など核施設は常に環境に放射性物質を放出し続け、環境を放射能汚染させ続けてきたのです。原発はCO2を出さない代わりに放射能を出しています。CO2か放射能かの選択問題です。

希ガス

ヨウ素

トリチウム

環境に放出される多様な放射線核種

 8頁表6は、福島原発事故の時に炉心から環境に放出された放射性物質の核種一覧表の一部です。放出量はいまだに推測の域を出ません。(肝心の炉心損傷の度合いが調査・研究できないのですから、推測に頼る以外にはないのです)

 これら放射性物質は何も核爆発で生成されたものではありません。通常の核の連鎖反応で炉心に生成されたものです。ですから通常運転でもこれら核種は原発から出ているのです。後に残る問題は「放出量」の多寡だけです。




(▼以上の内容は広島1万人委員会第74回チラシを転載しています。)

「伊方原発運転差止を
ヒロシマから提訴」のトピック

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