被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴します

(▼以下の内容は広島1万人委員会第74回チラシを転載しています。)

ヨウ素131の放出量


 4頁表2はヨウ素131の放出量です。

ヨウ素

 ヨウ素131は特に危険な核種として、検出限界値も1cm3あたり10億分の7Bqと厳しく規制されていますが、かつては、ヨウ素131は健康に害のない放射性物質として事実上野放しにされていた時代がありました。下表はアメリカのドレスデン原発からの放射性物質放出量の実績値です。

表5:ドレスデン原発の放射性物質の年間放出量
1963年 71,600 キュリー 2,650兆Bq
1964年 521,000 キュリー 19,277兆Bq
1965年 610,000 キュリー 22.570兆Bq
1966年 736,000 キュリー 27,232兆Bq
当時の年間放出規制値 22,000,000 キュリー 814,000兆Bq

 そしてその多くがこうした希ガスやヨウ素131で占められていました。中でもヨウ素131は、ドレスデン原発の位置するイリノイ州グランディ郡やその周辺地域の赤ん坊や住民に深刻な奇形や腫瘍、乳児死亡などをもたらしました。(この詳しい報告はアーネスト・スタングラスが『赤ん坊を襲う放射能』新泉社刊 1982年6月の中で書いています)

 ヨウ素131はその後、もっとも危険な放射性物質ということになりましたが、それは当時安全だと宣伝されたヨウ素131の健康被害を、スタングラスなど多くの良心的な科学者が立証したおかげでした。こうした良心的な科学者や放射能と闘った市民グループの存在がなければ、いまでもヨウ素131の危険性は無視され通常原発からの放出も野放し状態だったでしょう。当時のヨウ素131は現在のトリチウムの扱いによく似ています。

 しかし、そのヨウ素131も表2を見ると、ちらほらと通常運転で放出している原発があります。特に関西電力の2004年度の大飯原発は1.9億Bqの放出と悪質です。私たちの標的とする伊方原発も2006年度には73万Bq、2007年度は11万Bq、2009年度には9.9万Bqと結構ヨウ素131を環境に放出しています。伊方原発は2010年度には1.7万Bqを放出していますが、これは原子力運転管理年報の注によれば、福島第一原発事故で放出されたヨウ素131を四国の伊方原発で検出したものだということです。苛酷事故で検出されるより多いヨウ素131を通常運転で放出するのが伊方原発だという事実をみなさんよく頭に入れておいてください。




(▼以上の内容は広島1万人委員会第74回チラシを転載しています。)

「伊方原発運転差止を
ヒロシマから提訴」のトピック

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