被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました

第18回口頭弁論期日 2020年3月4日


第18回口頭弁論期日は、2月から流行している新型肺炎(コロナウィルス)感染予防の観点から、記者会見・報告会、また口頭弁論前に予定していたミニレクチャーや広島地裁への乗込行進は中止いたしました。
第6陣提訴原告の併合がこの日までに行われ、第6陣原告の森川聖詩さんの意見陳述がこの日に行われました。
進行協議は14:00から行われ、本日の法廷は、初めに、原告側から準備書面27「基準地震動」、準備書面28「水蒸気爆発」を主張、次に、被告側からそれに対する回答書、答弁書を主張、その後、原告意見陳述を行うという順序で進行することが決まりました。

また、今後、原告側からは、「シビアアクシデントに対する求釈明」、「火山灰について」、「沿岸活断層の主張と証拠」の3つの書面が提出されること、被告側からは、原告の準備書面27、28に対する反論が提出されることが確認されました。
次回期日は7月1日(水)、次々回期日は10月14日(水)と決まりました。

14:30から300号法廷で口頭弁論が開始されました。今回は積極的な参加の呼びかけは行いませんでしたが、バー内原告席には14名、バー外原告席には9名の原告が着席、20名近くの人が傍聴しました。
原告側、被告側双方の書面による主張の後、被爆二世原告森川聖詩さんの意見陳述が始まりました。

森川聖詩さんの意見陳述

原告 森川 聖詩 A4版3枚「被爆二世として-次世代以降に影響が及ぶ。これ以上、核の被害者を生み出してはならない」

森川さんは、裁判長、右陪席裁判官、左陪席裁判官と目を合わせながら、放射線被曝の遺伝的影響が決して否定できないこと、ふたたび核被害者を生む可能性の高い伊方原発の運転差止を求めることを明確に主張しました。

提出書面

準備書面27「基準地震動-震源と特定して策定する地震動」 A4版21枚
準備書面28「水蒸気爆発3」 A4版11枚

口頭弁論終了後、記者会見・報告会は行いませんでしたが、森川さんを囲んで自然発生的な交流が行われ、被爆二世と原発事故被災者に共通するさまざまな問題について認識を深めました。

御案内チラシ

▼御案内チラシ(クリックするとPDFでご覧頂けます)





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