被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました

仮処分進行協議期日の概要 2017年2月3日


仮処分進行協議は2017年2月3日金曜日15:00~民事第四部(民事執行センター)の建物1階の会議室で行われました。

◆本件担当の裁判官
裁判長 吉岡 茂之 裁判官
右陪席 久保田寛也 裁判官
左陪席 田中佐和子 裁判官

進行協議そのものは5分足らず

 2016年10月31日書面提出期限が設定され、いったんは決定日待ちとみえた伊方原発広島裁判3号機運転停止仮処分命令申立事件ですが、2017年1月17日に債権者側(申立人側)弁護団が新たな準備書面2通を広島地裁に提出したことによって、急展開を見せ始めました。
 期限オーバーとして無視することもできたこの準備書面を吉岡裁判長は結果として取り上げた形となり、「新たな展開なので今後の進行を協議する」(吉岡裁判長)として急遽この日の協議となったものです。

進行協議には3人の裁判官、債務者側(四国電力)の代理人弁護士及び債務者側の人員合計6名が出席。債権者側の代理人弁護士は、東京から甫守一樹弁護士、大河陽子弁護士、広島からは胡田敢弁護士、前川哲明弁護士、そして松山からは薦田伸夫弁護士が出席。それに河合弘之弁護士が東京から電話出席しました。またこの日、申立人4人のうち3人が出席しました。

 進行協議は午後3時きっかりに、広島地裁民事執行センターの1階会議室で始まりました。冒頭吉岡裁判長から今回進行協議の趣旨説明、ただちに本題に入りました。

「債務者側の反論を求めたところ、債務者は2月20日までに反論書を提出するということで間違いありませんね?」と債務者側弁護士に念押し。「間違いありません」という回答を受けて、「2月20日以降もう書面は出てきませんね?」とたたみかけます。双方の弁護士が「出ません」と回答。さらに確認するように電話で河合弁護士が「四電さんの反論に再反論するようなことはありません」と吉岡裁判長に回答。吉岡裁判長は、それを聞きたかったという風に「出ませんね。2月20日以降決定文を私は継続して進めるのですが、この後書面がでるかも知れないと思いながら書き進めるのもつらいものがありますのでね」
 「はい。本日の進行協議はその確認が主眼です。これ以上なければこれで終わります」ということでこの日の進行協議は終了しました。この間5分足らず。あっという間に終わった進行協議でした。

 広島地裁の仮処分決定は3月以降にずれ込むことは確実の情勢となりました。
(なお松山の仮処分の審尋は17年1月20日に最終書面提出を締め切っています)



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