被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました


広島本訴:3月4日に第18回口頭弁論期日


2020年2月27日(広島)

伊方原発広島裁判本案訴訟(以下、本訴と表記)は3月4日に第18回口頭弁論期日を迎える。(高島義行裁判長、大嶺崇右陪席、塚本友樹左陪席)
原告側が陳述するのは準備書面(27)「基準地震動」と(28)「水蒸気爆発」。
「基準地震動」では「震源を特定して策定する地震動」を取り上げ、被告側に反論する形で、本件原発の基準地震動が過小評価であり、地震に対してあまりに脆弱であることを主張している。 また「水蒸気爆発」では、これも被告側に反論する形で、OECDが行った「セレナ・プロジェクト」(原子炉内水蒸気爆発に関する一連の実験を伴う調査研究プロジェクト)の成果が、規制委審査の中で全く取り上げられておらず、規制委審査そのものに過誤乃至欠落がある、と主張している。
 なお、準備書面は、当日口頭弁論期日後に開かれる「記者会見・報告会」で全文配布される。

また、同期日では、去る2019年11月20日に行った第6陣提訴の原告との併合が行われる予定。 これに伴い、同提訴原告の中から、川崎市在住の森川聖詩(せいし)さんが原告意見陳述を行う。 森川さんは、広島原爆被爆二世の立場から、電離放射線(放射能)は低線量であっても遺伝すること、そのため被爆二世として苦しんできたこと、同じような苦しみを次世代の人々に味あわせたくないとする被爆二世の立場から、伊方原発3号機の運転停止を求める意見陳述をする予定。 なお意見陳述要旨は全文当日配布される。

当日の原告側取組は以下の通り。
 12:40 広島弁護士会館3F大ホール開場
 13:00 「伊方原発を襲う震度7」に関するミニレクチャー
 13:45 広島地裁乗込行進開始
 14:00 進行協議(一般非公開)
 14:30 第18回口頭弁論期日(300号法廷)
 15:00ごろ 記者会見・報告会開始
16:30ごろ 記者会見・報告会終了見込み
  (本プレスリリース添付の案内チラシを参照のこと)

 なお主催する伊方原発広島裁判応援団は、新型肺炎の広島県内感染状況によっては、記者会見・報告会などを急きょ中止するかもしれない、としている。 

(了)


【問い合わせ先】伊方原発広島裁判応援団事務局
〒733-0012 広島市西区中広町2丁目21-22-203
e-Mail :
URL: https://saiban.hiroshima-net.org
プレス担当者:哲野イサク

2020年2月27日プレスリリースNo.097


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