被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました


7月1日本訴第19回口頭弁論期日


2020年6月24日(広島)

 伊方原発広島裁判本案訴訟(本訴)は、7月1日に第19回口頭弁論期日を迎える。期日で原告側弁護団は、過酷事故対策(SA対策)、沿岸活断層問題、火山事象の3本の準備書面を提出する。

 うち沿岸活断層問題と火山事象は、去る1月17日に山口県の住民3名提訴の伊方3号機運転禁止に係わる仮処分事件(以下「山口仮処分」)での広島高裁抗告審決定の論点をほぼ踏襲したもの。

 これを受けて伊方原発広島裁判応援団は、期日のテーマを「国家認定 四国電力は活断層調査不十分」として、期日案内チラシを作成・拡散している。(チラシは本プレスリリースに添付)

 新型コロナ感染中の口頭弁論期日となり、記者会見・報告会を開催するかどうかが、原告団・応援団内部で議論の的となったが、6月14日に開催された月次定例総会(原告団・応援団月次定例合同会議)で、通常通り記者会見・報告会を開催することを決定した。
 また恒例の「裁判所乗込行進」も実施するかどうかが議論され、「コロナ禍の乗込行進」として実施することを決定した。「コロナ禍乗込行進」は参加者全員がマスクまたはフェースシールドを着用、左右・前後の間隔も十分あけて実施する。

 口頭弁論では、原告の意見陳述も申請、今回期日から裁判長が交代する事情もあって、意見陳術は、裁判の原点「被爆地ヒロシマが被曝を拒否する」のスローガンの趣旨を、新裁判体に理解してもらおうと、家族や親戚に広島原爆被爆者を抱える原告の一人、綱﨑健太さんが意見陳述し、自らの体験も織り交ぜながら、放射線被曝の長期的かつ深刻な影響を訴える予定。
(なお前裁判長の高島義行裁判官は20年4月1日付けで広島高裁事務局長に異動)

 記者会見・報告会ではコロナ禍中の実施という事情もあって、ZOOMを使用した遠隔参加も併用する。参加希望の方は、参加申込みをしていただきたい。後ほどアクセスURLやパスワードなどを返信する。

  申込み期限:2020年6月30日午後24時

 なお当日スケジュールは以下の通り。

 13:00 報告会・記者会見会場開場(広島弁護士会館3階大ホール)
 13:30 広島地裁へ乗込行進(コロナ禍乗込行進)
 14:00 進行協議開始(非公開)
 14:30 第19回口頭弁論開始
 15:00ごろ 記者会見・報告会開始
       (原告意見陳述再現、弁護団準備書面解説、質疑応答など)
 16:00ごろ 記者会見・報告会終了予定

(了)


2020年7月1日 第19回口頭弁論期日チラシ


【問い合わせ先】伊方原発広島裁判応援団事務局
〒733-0012 広島市西区中広町2丁目21-22-203
e-Mail :
URL: https://saiban.hiroshima-net.org
プレス担当者:哲野イサク

2020年6月24日プレスリリースNo.104


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