被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました


山口仮処分、広島高裁異議審審尋期日決定


2020年10月18日(広島及び山口県周南市)

 山口県の住民3名が、四国電力伊方原発3号機の運転差止仮処分を申し立てている事件(以下「山口仮処分」)で、広島高裁異議審の審尋期日が12月24日(木)午後1時30分からと決定した。山口仮処分弁護団が16日に明らかにしたもの。

 山口仮処分は、山口地裁岩国支部で申立却下決定が出された後、住民側が広島高裁に即時抗告を申し立て、20年1月17日広島高裁は岩国支部決定を取消し、逆転差止決定を出した。その後四国電力はこの決定を不服として、同じ広島高裁に異議を申し立て、現在広島高裁で「山口仮処分」高裁異議審が進行中である。

 この決定が現在も有効であるため、四国電力は伊方3号機の運転をすることができない。

 広島高裁(横溝邦彦裁判長:民事第4部)は、すでに「決定は21年3月中に出す」こと及び「審尋は1回のみ」とすることを明言しており、12月24日の審尋期日は最初にして最後の期日となるとみられる。

 24日審尋期日の内容は不明だが、10月26日(月)午後2時から進行協議期日が開催されることになっており、この進行協議で審尋期日の内容が決定されるものとみられる。なお「山口仮処分」弁護団は、この日記者会見はひらかないものの、広島高裁現地での「ぶら下がり取材」には応じるとしている。

 なお伊方原発広島裁判原告団・応援団は、10月18日広島市で開かれた第78回合同総会で、「山口仮処分」広島高裁異議審審尋期日及び21年3月中に行われる決定文交付日の取り組みを全面支援することを決定した。

(了)



【問い合わせ先】伊方原発広島裁判応援団事務局
〒733-0012 広島市西区中広町2丁目21-22-203
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URL: https://saiban.hiroshima-net.org
プレス担当者:哲野イサク

2020年10月18日プレスリリースNo.108


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