被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました


9月14日:第29回口頭弁論期日

2022年9月7日(広島)

 伊方原発運転差止広島裁判は9月14日、広島地裁第29回口頭弁論期日を迎える。(大浜寿美裁判長、右陪席・長谷川健太郎裁判官、左陪席・森谷謙太裁判官)

 原告側は次回期日で人証計画を提出することとしており、今回期日では書面提出を予定していない。

 原告側は、原告意見陳述を申請する。陳述者は第9陣提訴原告の高東征二さんを予定している。高東さんは「黒い雨」訴訟の原告の一人で、内部被曝被害という点では、広島原爆「黒い雨」被害者と福島原発事故被害者は全く同じ、伊方原発3号機重大事故で再び広島が内部被曝被害に遭遇することだけは避けなければならない、という趣旨の陳述を行うこととしている。

 今回期日では、「内部被曝は超高線量慢性被曝」を取り組みスローガンとし、期日案内チラシで同趣旨の記事も掲載、配布した。

 裁判所はすでに新型コロナによる裁判所内行動制限を大幅に緩和しているが、原告側はコロナ第7波による感染状況に引き続き警戒を強めており、恒例の裁判所乗り込み行進を行わず、裁判所前での記録撮影を行う。

 当日の取り組みは以下の通り。

 13:00   広島弁護士会館3階大ホール開場
 13:35頃  広島裁判所前で記録撮影
 14:00   進行協議開始(一般非公開)
 14:30   第29回口頭弁論期日
 15:00頃  記者会見・報告会開始(広島弁護士会館3階大ホール)
 16:30頃  同終了予定

 なお記者会見・報告会はZOOM併用で実施する。当日のZOOMアドレスは12日に一斉配布する。

 記者会見・報告会では、弁護団による期日報告、準備書面(51)(立証責任論)解説に続いて、高東征二さんによる原告意見陳述再現も予定している。

 なお広島裁判原告団・応援団は、今年8月31日を締め切り目途にして、「青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地にしない県条例制定署名運動」に参加し、独自に署名参加を呼び掛けるチラシを作成し、多くの署名を集めたが、この件に関連し、同運動母体(『「青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地としない条例」制定を求める県民の会』の共同代表の浅石紘爾弁護士(青森県八戸市)がZOOM参加、現地の報告をする。なお浅石氏は「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団の代表でもある。

(了)



【問い合わせ先】伊方原発広島裁判応援団事務局
〒733-0012 広島市西区中広町2丁目21-22-203
e-Mail :
URL: https://saiban.hiroshima-net.org
プレス担当者:哲野イサク

2022年9月7日プレスリリースNo.143


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