被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました

Press Release No.155

伊方原発運転差止広島裁判の現状と今後

2024年4月1日(広島)
 3日伊方原発運転差止広島裁判原告団は、7日言い渡された大分地裁判決(武智舞子裁判長)に関する声明を発出した。

2016年3月11日に広島地方裁判所に提訴された伊方原発運転差止広島裁判(「伊方広島裁判」と表記)は、いよいよ最終段階を迎えている。広島地裁(民事第二部:大浜寿美裁判長、長谷川健太郎右陪席、森谷謙太左陪席)は、原告側証人尋問申請をほぼ全員認め、約10か月に及ぶ証人調べを2024年1月22日に終了した。証人調べの日程は次の通りだった。(カッコ内は口頭弁論期日番号)
2023年 4月19日(第32回) 避難計画 原告側証人 哲野イサク
同 5月31日(第33回) 地震動 被告側証人 松崎伸一
同 6月 5日(第34回) 過酷事故対策 原告側証人 後藤政志
同 7月 5日(第35回) 火山事象 原告側証人 巽 好幸
同 7月19日(第36回) 安全対策 被告側証人 中川俊一
同 7月31日(第37回) 強震動予測 原告側証人 野津 厚
(上記は主尋問のみの期日)
同 9月11日(第38回) 地震動 原告側証人 早坂康隆
同 10月 4日(第39回) 原告本人尋問 原告側証人 鴨下美和
同 10月 4日(第39回) 原告本人尋問 原告側証人 久保山康代
同 10月11日(第40回) 強震動予測 原告側証人 野津 厚
(上記は反対尋問のみの期日)
同 11月 1日(第41回) 水蒸気爆発 原告側証人 高島武雄
同 11月29日(第42回) 活断層 被告側証人 金折裕司
同 12月18日(第43回) 原告本人尋問 原告側証人 伊藤正雄
同 12月18日(第43回) 避難者尋問 原告側証人 渡部美和
2024年 1月22日(第44回) 原告本人尋問 原告側証人 森本道人
同 1月22日(第44回) 原告本人尋問 原告側証人 福島敦子
今後は2024年4月末をめどに、もし必要なら、これまで提出していなかった新たな主張書面を提出。これは1月1日に発生した能登半島地震にまつわる新たな主張と証拠提出が念頭に置かれている。原告側は同地震によってさらに明らかになった伊方原発を含む原発の危険性に関する書面を提出するものとみられる。
さらに、原告被告双方の最終準備書面の提出は7月1日までとし、7月17日の第45回口頭弁論期日で結審の見通し。ただし新主張書面の取り扱いを巡って更に流動的な要素は残されている。
今のところ判決言い渡し日は不明だが、原告団は結審の時には明らかにされると期待している。

(了)



【問い合わせ先】伊方原発広島裁判事務局
〒731-0232 広島市安佐北区亀山南2-26-11
e-Mail :
URL: https://saiban.hiroshima-net.org
プレス担当者:哲野イサク

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