被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました



伊方原発広島裁判:運転差止提訴(本訴)第1回口頭弁論、いよいよ開始


2016年6月6日(広島):
 原爆被爆者や広島市民を中心に提訴している四国電力伊方原発運転差止提訴の本案訴訟(本訴)の第1回口頭弁論が6月13日(月曜日)広島地裁の302号法廷で行われる。いよいよ原爆被爆者と広島を中心とした市民たちの本格的な闘いの火ぶたが切って落とされることになる。
 当日は原告側(原爆被爆者や広島を中心とした市民たち)の代理人弁護士の提訴理由説明と原告側の意見陳述が行われる。原告側を代表して意見陳述に立つのは原告団長の堀江壯。自らも広島原爆の被爆者であり、国際的な平和活動に携わっている堀江団長は、原爆被爆も原発事故による放射線被曝も、「被曝被害」という点では同質の被害による人間の生きる権利への侵害であり、広島市民として看過できない、ましてや伊方原発は南海トラフや中央構造線断層帯を震源域とする苛酷事故の発生の可能性は高い、現在も続いている熊本大地震を目の当たりにすると震源が同じ中央構造線断層帯に属しているだけに不安がさらに大きくなる、また、伊方原発は運転稼働中、大量の放射性物質を瀬戸内海に流し続けており、瀬戸内沿岸域の住民の健康被害に関して大きな懸念を抱く、一電力会社の都合のためにこのような大きなリスクと不安を抱えて暮らすのは理不尽この上ないとし、「放射線被曝は私たち原爆被爆者だけで沢山だ」とする意見陳述を行う予定。
 また伊方原発広島裁判応援団は当日午後3時からはじまる第1回口頭弁論に先立って、広島弁護士会館2階大会議室において「学習会」を開催する。学習会のテーマは「放射線被曝とは何か?」
一般市民向けに、原告から選抜された4人の話題提供・報告者がそれぞれ「電離放射線と非電離放射線」、「電離放射線の種類と特徴」、「外部被曝と内部被曝の違い」、「放射線被曝とはどういうことか」などの話題を提供、それぞれ研究結果をスライドで報告する。学習会参加者はそれら話題を中心に質疑・討論し、被曝に対する理解を深めるかたわら、原発推進側が流す被曝に関する誤った言説や情報に対して正面からその誤りを指摘し、誤魔化しやトリックを見破ることのできる科学的知識と理論水準を身につけようというのが学習会の狙い。

 第1回口頭弁論は30分から最長で1時間の予定で開かれる見込み。口頭弁論終了後は休憩を挟んで同じ広島弁護士会館2階大会議室で口頭弁論報告会兼記者会見が開催される。記者会見開始の時刻は公判時間の関係上流動的だが、早ければ午後4時から開催される見込み。

(以上)

<本プレスリリース添付資料>
カラーA4版チラシ「第1回口頭弁論いよいよ開始」


2016年6月6日プレスリリースNo.013


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