被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました



伊方原発広島裁判:長崎原爆被爆者6名が新たに原告に参加


2016年6月23日(広島):
 原爆被爆者と広島市民が中心となって、広島市からもっとも近い四国電力伊方原発の運転差止を求めている伊方原発運転差止広島訴訟で、21日長崎原爆被爆者6名が新たに原告に加わった。原告133名(6月22日現在)のうち、広島原爆被爆者25名、長崎原爆被爆者8名合計33名となった。新たに加わった6名は、特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター(WFC。本部:広島、山根美智子理事長)のメンバーで、同じく原告の渡辺朝香さんの呼びかけに応えたもの。長崎被爆者原告の1人は「原発は原爆と同じです。核は平和利用でも使うことには反対します」と述べている。なおワールド・フレンドシップセンターは、原爆研究家で反核活動家だった故バーバラ・レイノルズ女史が創設した団体で、世界中の人々に対して被爆体験の継承を基に相互理解を深めて、戦争をなくし核兵器廃絶という普遍的目標の達成に寄与することを目的としている。
 同原告団は3月11日に広島地裁に67名で提訴。追加の原告は今年の8月6日までに「8・6第二陣提訴」として広島地裁に提訴を予定している。原告のうち最高齢は今年90歳の隅田正二名誉原告団長(広島原爆被爆者)。最年少は調理師を目指して勉強中の19歳の女性。この女性は「将来は食事を提供する仕事に就こうと思っています。最も大切なことは安全な食事を作ることだと思います。放射能で汚染された食品を使用し、食事を提供することは間違っていると思います」と述べている。

 なお133名の原告の内訳は以下の通り。
     広島原爆被爆者:25名
     長崎原爆被爆者: 8名
     フクシマ避難者: 1名
        一般市民:99名

(以上)



2016年6月23日プレスリリースNo.015


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