被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました


伊方原発3号炉仮処分事件の異議審が広島高裁で


2018年4月17日(広島)―
 4月23日(月)午後1時30分から広島高裁で、四国電力伊方3号炉仮処分申立事件の異議審が開かれる。広島高裁は昨年12月13日同事件に関し、住民側の申立を認め伊方原発3号炉の運転差止の仮処分命令を出し(現在執行中)、これに対して四国電力は異議申し立てを行っていたが、同異議申し立てに対し初めての審尋となる。四国電力は広島高裁に対して保全命令執行停止申立も同時に行っていたが、執行命令停止申立はすでにこの3月に「理由なし」として広島高裁が却下している。
 広島高裁での異議審(三木昌之裁判長)では、四国電力は火山事象問題に絞って審尋を展開するとみられるが、住民側弁護団は「基準地震動」や「火山事象」、「司法審査の在り方」など「火山事象」以外の重要争点など比較的幅広い争点を展開したい見込み。広島高裁の扱いが注目される。
 当日は仮処分事件の異議審とあって一般には非公開だが、四国電力は社員など18名が審尋を傍聴することが認められ、住民側も本訴原告の同数18名が傍聴を許されている。

 当日、住民側は本訴原告や支援者などを中心に、高裁に向かって行進や高裁前アピール行動を予定している。審尋終了後は広島弁護士会館3階大ホールで記者会見・報告会を開く予定にしている。(添付チラシ「止め続けよう伊方3号」を参照のこと)

 なお住民側は仮に今回異議審に勝ったとしても、広島高裁の伊方3号差止命令が本年9月30日までの期限付きのため、現在期限延長の手立てを講ずることを模索している。23日の記者会見・報告会では何らかの発表があるかも知れない。

 なお4月21日(土)には、広島弁護士会主催の「伊方原発広島高裁決定の意義とこれからの課題」と題するシンポジウムが開かれる。第1部では脱原発弁護団全国連絡会の共同代表で広島裁判弁護団にも参加している海渡雄一弁護士と同じく弁護団の中野宏典弁護士による「伊方原発広島高裁決定と弁護団から見た意義」と題する基調講演が行われる予定。(次のURLを参照のこと: https://www.hiroben.or.jp/kouen_info.php#310

(了)



【問い合わせ先】伊方原発広島裁判応援団事務局
〒733-0012 広島市西区中広町2丁目21-22-203
e-Mail :
URL: http://saiban.hiroshima-net.org
プレス担当者:哲野イサク

2018年4月17日プレスリリースNo.059


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