被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました


6月18日本訴第11回口頭弁論期日 被爆者原告の意見陳述も


2018年6月14日(広島)
 昨年12月の広島高裁決定による伊方3炉運転差止仮処分命令との関係で動向が注目されている本案訴訟(本訴)の第11回口頭弁論期日が6月18日(月)に広島地裁で開かれる。
 新たな裁判長は未公表だが前任の末永雅之裁判長はすでに18年4月1日付で広島地裁部総括判事から大阪地裁部総括判事に異動している。今回口頭弁論期日から新たな裁判長の指揮のもと訴訟が展開される。なお管轄の広島地裁民事第二部の部総括判事は高島義行判事(18年4月1日付けで大阪地裁判事から異動)。

 住民側弁護団は今回口頭弁論期日に向けてすでに準備書面16(水蒸気爆発における実機条件)、準備書面17(繰り返し地震のリスク)、準備書面18(設計基準事故及び過酷事故対策)の3点と関連した証拠書類を裁判所に提出している。また四国電力弁護団は準備書面8(火山事象)と関連した証拠書類を提出している。住民側準備書面16は前回口頭弁論期日における裁判長の求釈明に回答する形。四国電力からいよいよ火山事象に関する準備書面が提出され、次回以降の住民側弁護団の大々的な反論が注目される。

 また今回口頭弁論期日では原告意見陳述も行われる。意見陳述人は免田裕子(めんだひろこ)さん。免田さんは5歳の時、広島原爆に遭遇した被爆者原告。被爆時、体を壊して入院中だった母親が広島原爆投下から約2週間で亡くなったことから、放射能の低線量被曝の影響を実感、原爆同様放射能をまき散らさずにはおかない原発にも一貫して反対、福島原発事故の衝撃から伊方原発広島裁判原告団に参加したいきさつを説明、原爆と同種の危険をもつ伊方原発の運転を認めないよう裁判長に訴える。

 なお口頭弁論期日終了後、広島弁護士会館3階大ホールで記者会見・報告会が開かれる。当日住民側弁護団による準備書面16~18まで、及び免田裕子さんの意見陳述要旨は全文報道陣に配布される。

 当日のスケジュールは以下の通り。

【伊方原発広島裁判本訴 第11回口頭弁論期日の取組】
日時:2018年6月18日(月)
進行協議及び口頭弁論:広島地方裁判所法廷
記者会見・報告会会場:広島弁護士会館3階大ホール
当日の日程:
 13:00 3階大ホール開場
 13:30 同ホールに原告・支援者集合
 13;45ごろ 広島地裁へ乗り込み行進開始
 14:00 広島地裁で進行協議開始
 14;30 第11回口頭弁論開始(被爆者原告による意見陳述)
 15:00ごろ 記者会見・報告会開始(広島弁護士会館 3階大ホール)
 16:00ごろ 記者会見・報告会終了予定。

<本プレスリリース添付資料>
口頭弁論期日「低線量被曝は危険です」と異議審期日「止め続けよう伊方3号」の組み合わせ案内チラシ カラーA4版1枚

(了)



【問い合わせ先】伊方原発広島裁判応援団事務局
〒733-0012 広島市西区中広町2丁目21-22-203
e-Mail :
URL: http://saiban.hiroshima-net.org
プレス担当者:哲野イサク

2018年6月14日プレスリリースNo.064


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