被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました


伊方3号炉仮処分広島高裁異議審・裁判官忌避申立却下問題 申立人ら、特別抗告へ


2018年7月20日(広島)
 四国電力伊方3号炉の運転差止仮処分命令を巡る広島高裁異議審において、申立人らは、三木昌之裁判官(裁判長)、冨田美奈裁判官(右陪席)、長丈博裁判官(左陪席)に対する忌避を申し立てた。しかし、広島高裁は13日に、同申立を却下し(高裁民事第3部:裁判長・生野考司裁判官、佐々木亘裁判官、大川潤子裁判官)。これを不服として申立人らは、7月20日に特別抗告を申し立てたもの。

 憲法第32条に定める「裁判を受ける権利」が、広島高裁異議審において侵害されているか否かが争点となる。

 広島高裁異議審は7月4日に第2回審尋期日が開かれており、三木裁判長は四国電力に対し、「非常用ディーゼル発電機火山灰対策工事(フィルター目詰まり対策工事)」に関する主張・疎明書面を7月7日(土)までに提出することを求め、申立人らには1カ月以内に反論書を提出することを求めた時点で審理が中断している。
(なお第2回審尋期日の様子については、「忌避申立理由書」あるいは「異議審第2回審尋期日報告」などを参照のこと)

 なお、最近では、福井県を中心とする住民が申し立てた「関西電力大飯原発3・4号機運転差止訴訟」で、住民側が名古屋高裁金沢支部の裁判官に対する忌避を申し立て、さらに最高裁に特別抗告した例がある。

(了)


【問い合わせ先】伊方原発広島裁判応援団事務局
〒733-0012 広島市西区中広町2丁目21-22-203
e-Mail :
URL: http://saiban.hiroshima-net.org
プレス担当者:哲野イサク

2018年7月20日プレスリリースNo.069


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