被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました


本訴第13回口頭弁論期日の取組、第5陣提訴も


2018年11月8日(広島)
 伊方原発広島裁判本案訴訟(以下本訴)は、11月14日(水)に第13回口頭弁論期日を迎える。さる8月6日の第12回口頭論期日で原告側は準備書面(19)「座屈」と準備書面(20)「安全論」を提出し、原告側の一通りの主張を終えたが、第13回口頭弁論では被告側(四国電力)が、それぞれ「座屈」、「安全論」に対する反論書面を提出する。

 さらに第13回期日では、原告側は意見陳述を裁判所に申請している。裁判体(裁判長・高島義行裁判官、右陪席・大嶺崇裁判官、左陪席・岡村祐衣裁判官)が認めれば、広島原爆被爆者原告の上田紘治さん(東京都八王子市在住)が意見陳述を行う。上田さんは3歳6カ月で被爆、現在は八王子平和・原爆資料館共同代表で、東京都の被曝者団体である東友会の元事務局次長。退職前に仕事で福島第一原発を訪問した経験を交えながら、伊方原発の危険を訴え、将来世代が安全に暮らす選択肢を奪う権利はない、と陳述する予定。当日は、準備書面とともに意見陳述要旨も記者会見・報告会出席者全員に配布される。

 また期日に合わせて原告の第5回目の提訴(第5陣提訴)も行われる。当日の取組は以下の通り。

 12時30分:記者会見・報告会会場の広島弁護士会館3階大ホール開場
 13時20分頃:広島地裁へ乗り込み行進開始
 13時40分頃:広島地裁で第5陣提訴
 14時00分:進行協議開始
 14時30分;第13回口頭弁論開始
 15時15分頃:記者会見・報告会開始
 17時00分頃:記者会見・報告会終了

 記者会見・報告会では、弁護団の前川哲朗弁護士が「座屈」を、また胡田敢弁護士が「安全論」をそれぞれ四国電力の反論を交えながら解説する。また意見陳述を行う予定の上田さんが意見陳述内容を報告する。

 先日広島市内で伊方原発広島裁判応援団が、広島市議会有志と広島市民で構成する「広島市危機管理対策強化を求める市民の会」とともに2日間にわたって、「原発、ホントはどうなの?展」を開催し好評を得たが、この時展示したパネルを、記者会見・報告会会場に展示し、参加者の一層の理解を深める試みも行う。また原告団事務局長の小田眞由美から第5陣提訴の概要報告も行う。

(了)


【問い合わせ先】伊方原発広島裁判応援団事務局
〒733-0012 広島市西区中広町2丁目21-22-203
e-Mail :
URL: http://saiban.hiroshima-net.org
プレス担当者:哲野イサク

2018年11月8日プレスリリースNo.082


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