被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました


本訴第14回口頭弁論期日の取組み、避難者意見陳述も


2019年2月5日(広島)
 伊方原発広島裁判本案訴訟(以下本訴)は、2月13日(水)に第14回口頭弁論期日を迎える。(裁判長・高島義行裁判官、右陪席・大嶺崇裁判官、左陪席・岡村祐衣裁判官)
 原告側は、準備書面21(原発に求められる安全性2)と準備書面22(避難計画)の2点を提出する予定。準備書面21は前回提出の準備書面「原発に求められる安全性1」への被告側反論に対する再反論の形をとっている。準備書面22「避難計画」はまとまった形としては新たな論点となる。中で、放射能避難が第5層の防護手段と位置づけられているにもかかわらず、避難計画を審査する法的仕組みがないこと、従って避難計画の実効性が担保されていないこと、30km圏以遠、広島市域などの住民に避難計画不在のまま、伊方原発が再稼働していることの不当性を主張している。
 さらに避難者原告の久保山康代さんの意見陳述も予定されている。久保山さんは3.11時、千葉県白井(しろい)市に在住。その後小学生と1歳の幼児を抱えて避難、現在は香川県高松市に居住している。
 なお前回期日で第5陣原告提訴を行ったが、今回期日までに第1~第4陣原告提訴と併合される。第5陣原告にとっては初めての口頭弁論期日となる。

当日の原告団・応援団の取り組みは以下の通り。(添付チラシ参照のこと)
 13時00分:記者会見・報告会会場の広島弁護士会館3階大ホール開場
 13時20分頃:広島地裁前南西角交差点歩道に集合
 13時30分頃:広島地裁乗り込み行進開始
 14時00分 :進行協議開始
 14時30分 :第14回口頭弁論開始
 15時15分頃:記者会見・報告会開始
 16時30分頃:記者会見・報告会終了
 記者会見・報告会では、弁護団の胡田敢弁護士が準備書面21及び22の解説を行うほか、意見陳述の久保山康代さんが意見陳述書を読み上げる。当日会場では「放射線被曝」や「放射能災害避難」に関するテーマを中心にパネル展示も行われる。  

(了)


【問い合わせ先】伊方原発広島裁判応援団事務局
〒733-0012 広島市西区中広町2丁目21-22-203
e-Mail :
URL: http://saiban.hiroshima-net.org
プレス担当者:哲野イサク

2019年2月5日プレスリリースNo.084


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