被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました

経過報告-2016年1月30日

1月30日伊方原発広島裁判応援団が広島繁華街で街頭アンケート


広島地裁に伊方原発の運転差止を求めて提訴を準備中の「伊方原発広島裁判応援団」のメンバーが、広島市内繁華街の本通りで、2016年1月30日(土)恒例の街頭アンケートを実施しました。
このアンケートは、「伊方原発が広島市からもっとも近い原発であること」を「知っていた」「知らなかった」の二択問題で応えてシールを貼ってもらう、というもの。


 アナウンス役の“じゃけえさん”が、本通りを行き交う人に「みなさま、アンケートにご協力ください。質問はたった一問です。ご協力いただいた方には、ささやかですが、お菓子を一つ差し上げます」と呼びかけ、アンケートに協力してもらう仕組み。

▼呼び込みをするじゃけぇさん。目立つように赤い帽子をかぶっています(一番右)



原発に関するアンケートだとわかると、回答者が偏る恐れがあるので、じゃけえさんもわざと伊方原発に関するアンケートだということを知らせません。
アンケートボードの質問項目もわざと小さく表記して、アンケートボードの真ん前に立たないと、質問が読めないようにしてあります。



「広島1万人委員会」時代から続けている恒例イベントですが、着実に「伊方原発が広島市から一番近い原発」であることを知っている広島市民の割合は増えています。


 シールの配り役は原田二三子と弓場則子の2人。佐藤栄美子はお菓子のいっぱい詰まったざるをもってお菓子の配り役。

▼お菓子を持つ佐藤さん



 アンケートボードの持ち役は哲野イサク。アンケートに回答して、お菓子を一つつまんで立ち去ろうとする回答者にすかさず、「伊方原発運転差止裁判」に関するリーフレットを渡して、広報宣伝役を務めるのは広島原爆被爆者の堀江壯と同じく被爆者の伊藤正雄。網野沙羅は全体指揮役兼撮影係兼お菓子の補充係。



▼写真説明。ちなみにお菓子を持った佐藤さんは、哲野の横にいて、お菓子を選ぶアンケート協力者に隠れています。



シールを貼った人に「よくご存じでしたね」と哲野が声をかけると「新聞で読んだ」とか「テレビで見た」とかいう回答が返ってきます。中には「塾の先生に教えてもらった」とこたえる高校生がいるかと思えば「私は八幡浜市出身です」という人もいます。中には「そんなの広島市民の常識でしょ!」とこたえてくれる頼もしい人もいました。しばらくリーフレット渡し役の伊藤正雄と話が弾みます。

▼アンケート協力頂いた方と語る伊藤さん。その他にも何人かいらっしゃいました。
アンケートに協力いただき、その場を離れたものの、リーフレットを見て戻ってきて「こんなの(原発再稼働)許しちゃいけんよね!」と思いのたけをしばし語った方もいらっしゃいました。




「伊方原発って、あの四国の佐田岬半島にある、あれでしょ?」という人もいます。「そうです」とボードの持ち役の哲野。「島根原発の方が近いと思っていた」「残念でございました。“知らなかった”の方にシールを貼っていただきます」「知ってるだけじゃダメなの?」「ダメです。一番近いことをご存じでなければ」と哲野。


▼アンケートを開始して約20分後



 しかし全体としては、伊方原発が広島から一番近い、しかも危険な原発であることを知る広島市民の割合は低く、この日回答者全員143人のうち「知っていた」と答えた人は27人で18.9%。「知らなかった」と答えた人は116人もいました。


▼アンケート結果




1年以上もこの街頭アンケートを続けていますが、「知っていた」と答える人の割合は着実に上がっているというものの、まだまだ街頭アンケートを続けなければならない状況です。

なおこの街頭アンケートは、簡単な仕組みの割合には人手を必要とします。リーフレットの渡し役もあと2人は欲しいところです。対話や説明ができるのはリーフレットを相手に渡す時で、堀江と伊藤の2人では対話や説明に十分な時間がとれません。またシールの配り手もあと2人は欲しいところ。お菓子のざるも2つに増やして人の流れをよくしなければなりません。あと1人は欲しいところです。

伊方原発再稼働阻止のため、なにかできることはないかと思っていらっしゃる方がいらっしゃれば、この街頭アンケートに是非参加してください。



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