経過報告-2016年2月8日
2016年2月8日松井一實広島市長に原告参加の要望書提出
2016年2月8日月曜日、広島市役所秘書課を訪ね、松井一實広島市長に当裁判の原告になってほしいとの要望書を提出をしてまいりました。
▽当日の広島市役所
▽市役所の庭の紅梅が咲いていました。
▽15時に秘書課を訪ね原告団長の堀江、原告副団長伊藤、応援団長の原田の3人で要望書を渡しました。
中国新聞の市政担当水川恭輔記者と共同通信広島支局の石澤芙蓉子記者が取材に来ていました。
▽市長代理で秘書課長の木村滋宏氏にご対応いただきました。
▽お渡しする前に要望書を読み上げる、原告団長堀江壯(左)と原告副団長伊藤正雄(右)
▽秘書課長の木村滋宏氏は時折頷きながら聞いていました。
▽要望書を読み上げている間の秘書課の様子です。
右端は中国新聞の水川記者です。
▽読み上げたあと、木村秘書課長に要望書を渡す堀江さん。
木村秘書課長は「必ず市長に伝えます」と約束してくれました。
▽要望書の添付資料を確認している様子です。
木村秘書課長をはじめ秘書課の皆様は丁寧な対応でした。
御礼を申し上げます。
以下要望書の全文です。
http://saiban.hiroshima-net.org/pdf/20160208_youbousho.pdf
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2016年2月8日
広島市長 松井 一實 殿
伊方原発広島裁判原告団長 堀江 壯
伊方原発広島裁判応援団 代表 原田 二三子
要 望 書
伊方原発運転差止広島裁判の原告団の一員として
ご参加いただけないでしょうか
世界中が大変不安定な状況になってまいりました。
日頃より広島市、広島市民のため、ご尽力いただき心より御礼申し上げます。
福島第一原子力発電所が事故を起こして5年が経過しようとしております。事故の原因は究明されず終息の目途も全然立っていないなか、私たちの広島市から一番近い伊方原発は再稼働されようとしております。
私たちの危惧は、原発賛成反対は別として、再稼働に伴い放排出される放射能による広島市民への被曝であります。
苛酷事故が起これば、当然のことながら、膨大な放射能が放排出されます。風向きなど気象次第では広島市に数時間で到達しますし、瀬戸内海は汚染され、牡蠣や海苔、魚の養殖はもとより豊かな水産資源が汚染されます。
さらに、私たちが福島原発事故後に知ったことは、事故が起こらなくとも伊方原発からは通常運転時でも膨大な放射能が放出されていたという事実です。原発は、二酸化炭素を出さない、放射能も出さない、閉じ込めていると謳われていましたが、そうではないことを知ったのです。
私たちは世界で最初に原爆を実戦使用され、被曝を経験しました。核を憎むのは、その非人道的な殺傷力もさることながら、放射線被曝による非人道的な健康障害にあります。戦後もずっと健康障害に苦しみ、医科学的な解明を待たずに亡くなった多くの肉親や友人を思えばこそ、広島はいままで、二度とこんなことがあってはならないと、核兵器を、放射線被曝を憎んできました。
その広島が、核兵器由来ではないとはいえ、被曝を受忍し、ましてや被曝者を増やすようなことに加担して良いはずがありません。
広島が放射線被曝を拒否することは、広島に課せられた使命といえましょう。
もとより、広島市民が安全・安心に暮らしてゆけるよう努めることは地方自治体の長として最も重要な責務であります。
ぜひ添付しておりますリーフレットや、関連する新聞の記事をごらんいただき、この裁判の意義を深く理解いただき、原告として参加いただきますよう、お願い申し上げます。
なお2月8日現在、原告団には34名(うち被爆者10名)がすでに参加しております。提訴の日までにはさらに増える見込みです。
以上