被爆地ヒロシマが被曝を拒否する伊方原発運転差止広島裁判
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「ふるさと広島を守りたい」ヒロシマの被爆者と広島市民が、伊方原発からの放射能被曝を拒否し、広島地方裁判所に提訴しました

2018年3月11日福島原発事故7周年
原告団や高裁抗告人が伊方現地の先人たちへ墓参


実は広島高裁決定のあと、年末年始を使って墓参をしようという話があったのですが、なかなか調整がつかず、ようやく3月11日に墓参第1弾のはこびとなりました。


<2018年3月11日の伊方原発です。3号機は止まっています。前回訪れたときとかなり周辺工事が進んでいます。山の斜面がぜんぜん変わりました。>


2018年3月11日、伊方ゲート前集会への参加しました。

<伊方ゲート前行動。311なので人数少ないです。あったかい春の日差しで風も強くなく、気持ちの良い日でした。>

<いつものALSOKさんの警備。そして入り口周辺の監視カメラはゲート前に向いています。
(時々、近くに停めたゲート前参加者の車も撮影しています。ナンバーを控えているようです)>

<「次世代が必ず困る原子力」すでに私たちが次世代です。困っています。>

今回は伊方原発を見たことがないという人もいらっしゃっるので色んな角度から見学しました。

<たんぽぽの向こうにみかん畑、そして伊方原発。野菜を植えている畑もあります。
畑作業をされている方がいらっしゃいました。ほんとに原発さえなければ、放射能汚染を気にしなくてすむ、美しいところです。
(原発は普段でも放射能を出しています。稼働しないだけでも格段に減ります。)>


そのあと、地元の有力者で地主さんで、誘致当初からずっと反対しつづけて2005年にお亡くなりになられた廣野房一さんのお墓へ、仮処分決定のご報告をしてきました。
廣野さんが土地を売らなかったから、伊方原発はいまのような狭いところに埋め立てして建設しなければならなかったそうです。
裁判もされ「なんでとまらんのや」と無念の言葉をつぶやかれていたという廣野さん。
決定要旨主文を読み上げ、「停めました。でも停まったのは、廣野さんたち地元の方々の闘いと努力の成果があったからです。ここにご報告いたします。」とみんなで手を合わせました。

<決定要旨をお供えしました。>

実際、伊方最高裁判決がなければ、そして廣野さんたち地元のみなさんの闘いがなければ、この勝利はありませんでした。
「安らかに、といいたいところだけど。まだまだ油断できないので見守っていて欲しい」とも伝えました。
廣野さんのお墓は、まるで伊方原発の方向を監視するように建っていました。

<廣野さんのお墓は、伊方原発の反対側にありました。伊方原発をにらむようです。
余談ですが、ここまで来るのに、亀裂がはいって斜めに傾いている道路がほとんどで、伊方原発周辺の手厚さとの落差にびっくりしました。>


<伊方原発周辺の道路工事です。崖崩れが起きそうなところを徹底的に直しています。しかしこれは伊方原発周辺だけ。
少し離れたり山の反対側はボロボロで亀裂の入った道路ばかりです。大地震がきたら、確実に道路の寸断が起こります。>


<道路脇に現れていた岩盤です。この一帯はすべて中央構造線活断層帯のダメージゾーンで、ボロボロで崩れやすい緑石片岩の岩盤ばかりです。>


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