伊方原発広島裁判:仮処分審尋開始決定に伴う緊急声明
2016年3月29日
伊方原発広島裁判がいよいよはじまります。
私たちは、福島原発事故5周年当日の3月11日広島地裁に、2つの訴えを同時に起こしました。
①四国電力伊方原発1号機から3号機の運転差止を求める訴訟
②同3号機の運転差止を求める仮処分命令申立
このうち、仮処分命令申立の第1回審尋(通常の裁判でいう公判)が4月28日(木)午後3時と決定いたしました。
私たちは①の訴訟で日本政府を初めとする原発推進勢力、そして直接的には四国電力をじっくり攻め上げ、②の仮処分申立で伊方原発3号機を即運転停止に追い込む両面作戦を採用しました。裁判の過程では伊方原発の危険性、原発一般の切迫した危険性を明確にするつもりです。
そのうち仮処分の審理がいよいよ始まります。
仮処分は決定が出ると同時に即伊方3号機は停まります。
政府の意向や、原子力規制委員会の決定、あるいは愛媛県、伊方町の動向がどうあれ勝てば伊方3号機は即停まります。
勝つにはみなさまの強力なご支援・ご支持が必要です。広島市民を中心とするみなさまの強力なご支援・ご支持なしにはこの裁判に勝つことはできません。
「勝てば即停まる」―― このことは、2015年4月14日の福井地裁関西電力高浜原発3・4号機運転差止仮処分命令、2016年3月9日の大津地裁関西電力高浜3・4号機の運転差止仮処分命令で現実の出来事となりました。
私たちの力で現実に原発を停めることができるのです。
みなさまのご支援・ご支持をよろしくお願いいたします。
伊方原発広島裁判原告団 団 長 堀 江 壯
副団長 伊 藤 正 雄
伊方原発広島裁判応援団 代 表 原 田 二三子
副代表 佐 藤 栄美子

2016年3月29日「伊方原発広島裁判:仮処分審尋開始決定に伴う緊急声明」